2023年11月4日(土)~10(金)
下北沢トリウッド
2023年12月8日(金)~14(金)
1980年東京生まれ。高校時代より映画を志し、大学在学中は映画監督・柳町光男に学ぶ。2003年、長谷川和彦の助監督候補に選出され、以降数年に渡って劇映画『連合赤軍』の脚本執筆に参加。20代半ばより本格的に映画制作を開始し、初監督作品『熊になる』(2008)、自ら出演も果たした『みずち』(2013)、初ドキュメンタリー作品『首くくり栲象の庭』(2016)などを発表。近年は個人映画のスタイルに傾斜し、劇映画から記録映画まで横断的に活動している。
出演:小林エレキ 白波多カミン
脚本:ヤマザキアキラ
監督:堀江実
(2023/4K+8mm/Color/スタンダード/65min.)
モノローグと風景の結びつきを要としたヤマザキアキラによるオリジナル脚本の映画化であり、堀江実にとって約10年ぶりの劇映画復帰作。映画を作る男と、その男を支える女。そして二人の間に生まれた一人息子。夢・記憶・現実の三幕構成が映画表現そのものを問い直す。
出演:遠藤昭
監督・撮影・編集:堀江実
(2022/HD/Color/16:9/68min.)
御年91歳の美術家・遠藤昭の精力的な活動に寄り添うコロナ禍の日々。1945年、彼は15歳だった。
出演:吉田アミ 立川貴一 大谷能生
監督・撮影・編集:堀江実
(2019/HD/Color/16:9/134min.)
即興演奏家・吉田アミの自伝的小説『サマースプリング』の舞台化を追ったドキュメンタリー作品。平成元年、中学一年生の吉田アミが体験した「地獄」に対して、2019年現在からその場に相応しい光と音、嘘のない言葉と身体を探る。平成の終わり、死闘の記録。
インタビュー撮影:川瀬友貴
音楽:クリストフ・シャルル
監督・風景撮影・編集:堀江実
(2019/HD/Color/16:9/89min.)
1973年11月、前衛芸術家・風倉匠は、北海道の網走へと移住し、フランツ・カフカの小説『流刑地にて』の映画化を試みる。二年半続けたものの、ついに完成することはなかった…。首くくり栲象の師であり、日本のハプニング・アーティストの先駆者でもあった風倉匠が、なぜこの時代に映画を作ろうとしたのか、そして、なぜ完成させることができなかったのか。当時を知る者たちへのインタビューや、数多のテキストを頼りに、彼の思考と実像、そして戦後史をめぐる旅が、2018年3月、首くくり栲象の死とともにはじまる。
参考テキスト:堀江実『3人の「K」と流刑地へ』(『あいだ』245号、2019年1月20日発行)
出演:黒沢美香&ダンサーズ
監督・撮影・編集:堀江実
(2018/HD/Color/16:9/281min.)
日本のコンテンポラリーダンスのパイオニア・黒沢美香の追悼公演の稽古に密着。5ヶ月に渡って計48回の稽古に参加、200時間を越える撮影素材から紡がれた前後篇5時間の作品。黒沢美香による振付が、新たなダンサー達へと受け継がれていく怒涛の稽古風景。総勢28名、黒沢美香&ダンサーズとしての最後の身体。
出演:川瀬陽太 堀江実 汐見ゆかり
撮影・照明:飯岡聖英 録音:小林徹哉
音楽:吉田アミ 大谷能生
監督・脚本:堀江実
(2013/HD/Color/American Vista/65min.)
みずち、古くは「みつち」。「水の霊的な力・存在」の意。八岐大蛇に代表される日本の水神。水に住み、蛇に似て人を害するという想像上の動物。ダムに沈んだ村、過去との因縁に挑む男二人と女一人。2012年、真夏の房総半島を舞台にオールロケーションによって撮影された。
出演:本間裕人 小野まりえ 實川阿季 メクダシ カリル 川瀬陽太
撮影・照明:飯岡聖英
監督・脚本:堀江実
(2008/DV/Color/4:3/47min.)
初監督作品。熊の着ぐるみを着て働く無表情な男の逃避行。東京の高円寺から始まり、千葉県南房総、埼玉県入間川まで断続的に撮影された。
出演:リナ・リッチ 堀江進司
撮影・編集:堀江実
(2020/HD/B&W/Standard/20min.)
COVID-19パンデミックの渦中も継続されていたダンスの稽古風景と、大倉山記念館ギャラリーでの現場リハーサルに流れた時間とを素材に制作された。
撮影・編集:堀江実
(2019/HD/Color/16:9/18min.)
「終戦」という一語によって「敗戦」の現実を回避しようとする力学に如何に抗うか。令和元年8月15日にYoutube上にて発表。
撮影・編集:堀江実
(2019/HD/Color/16:9/40min.)
2019年5月12日、YukoNexus6が主宰した水道橋Ftarriでのライヴの映像記録。吉田アミがハウリング・ヴォイス、立川貴一が照明として参加している。ライヴの主題は「調律」。
撮影・編集:堀江実
(2019/HD/Color/16:9/32min.)
2019年2月16日、浅草橋天才算数塾にて開催されたミニスキュル・シングス(立川貴一+吉田アミ)とYukoNexus6による共同イヴェントをドキュメント。『The Making of サマースプリング』の導入部として撮影されたが、本編には使われず、独立した短編となった。
撮影・編集:堀江実
「追悼上映会」の予告編とともに、黒沢美香&ダンサーズの面々と何度も意見交換しながら編集された。最後に流れる歌は、ミカヅキ会議の武藤浩史と前野隆司による。
編集:堀江実
2017年12月1日・2日にアップリンク渋谷で開催された上映会では、予告編だけでなく、当日上映されるすべての記録映像の編集も担当した。
出演:柳町光男 撮影・編集:川瀬友貴
監督:堀江実
(2015/HD/Color/American Vista/4min.)
2015年5・6月、フランスのパリ日本文化会館にて、映画『カミュなんて知らない』の上映前に流れた掌編作品。柳町監督宅に飾られていた横山大観『夜桜』のシルクスクリーンとともに、撮影時期にちょうど満開を迎えた井の頭公園、上野公園、千鳥ヶ淵の桜並木も重要な被写体となった。
出演・音楽・構成:川瀬陽太
製作:ad-lab
撮影・編集:堀江実
(2012/HD/Color/16:9)
都内の地下鉄と名画座を巡り歩く映画モグラ。俳優・川瀬陽太との共同作品。